少しだけ前の話ですが、当法人のホームページがリニューアルし、最近新しく紹介動画も公開されています。
公開直後「あのコメントから“共生”や“ノーマライゼーション”への想いが伝わってきたよ」という言葉をいただき、とてもありがたく感じています。
実は、今回の動画で私が一つだけこだわった点があります。それは 「支援」という言葉を使わないこと でした。
もちろん、現場の会議や総会、職員向け説明会では「支援」は必要な専門用語ですし、ホームページ上にも当然出てきます。ただ、あの動画の中ではどうしても使いたくありませんでした。
なぜなら、私たちが日々大切にしているのは、障害のあるなしを線引きするような考え方ではなく、「地域で支え合いながら生きる」という当たり前の姿だからです。
誰かが誰かを一方的に支えるのではなく、お互いの得意と苦手を自然に補い合う。困ったときは頼り、頼られたときは応える。そうした双方向の関係性こそが「共生」であり、「ノーマライゼーション」だと感じています。
だからこそ、動画では敢えて“支援する側・される側”という構図を作らない表現にしたかったのです。
……とはいえ、撮影当日は私自身かなり緊張していました。普段、人前で話す機会は多いのですが、カメラの前となると勝手が違います。表情も声も固くなりがちなのに、制作会社の方が丁寧に寄り添いながら撮影してくださり、仕上がりは本当にきれいで驚きました。
そして、ふと気づいたのです。
こうして動画が完成したのも、撮影・編集の方々がいて、現場で働く職員がいて、日々利用してくださる方々がいて、その家族がいて、地域で見守ってくださる皆さんがいるからこそだということ。
私はいつも、多くの人に支えられています。そして、こちらも支え返しながら日々を過ごしています。
まさに 「支え合い、生きる」 ということを、動画制作の過程でも改めて感じることができました。
今回のホームページリニューアルと動画公開が、当法人の理念をより多くの方に知っていただくきっかけになれば嬉しいです。そして、これからも地域の皆さまとともに、一歩ずつ共生の街づくりを進めていきたいと思っています。