放課後等デイサービス「たいよう」では、今年もクリスマスツリーの飾り付けを行いました。
たいようでは、学齢に応じて ひまわり(小学生グループ) と ゆり(中高生グループ) に活動を分けています。
今回は、その中でも“ゆり”の子どもたちが中心となってツリーを飾りました。
飾り付けと聞くと、ただの季節行事のように思われるかもしれません。
しかし、たいようではこの活動にもうひとつ大切な意味を込めています。
障害の有無にかかわらず、子どもが大人へと育っていくということは、「与えられる側」から「与える側」へと役割が少しずつ移っていくことでもあります。
もちろん、「必要な支援をもう受けなくていい」という意味ではありません。
支援は生きていくうえで必要な人もいるし、それは恥ずかしいことでも特別なことでもありません。
それでも、人との関わりの中で、誰かに“何かを返せる”“誰かを喜ばせられる”という経験は、社会の一員として生きていくうえでとても大切です。
私たちが大切にしている 共生の理念 とは、「支えられるだけ」「支えるだけ」ではなく、持ちつ持たれつの関係で生きていくこと だと考えています。
ゆりのメンバーの中には、早い子では来年から社会に出る子もいます。
その子たちが、自分の力で誰かに喜んでもらえる体験を積み重ねることは、とても大切な学びです。
そこで今回のツリーの飾り付けは、単に「自分たちの楽しみ」というだけでなく、ひまわりの子たちや、お迎えに来るご家族が見て楽しい気持ちになれるようにという目的を明確にして取り組みました。
飾る順番を相談したり、バランスを見ながら位置を調整したり、子どもたちの間で穏やかなやりとりが交わされ、ツリーは少しずつ表情を変えていきました。
完成したツリーは、温かく優しい雰囲気に仕上がりました。
ひまわりの子どもたちも「きれい!」「だれがやったの?」と目を輝かせていました。
小さな飾り付けかもしれません。しかし、ゆりの子どもたちにとっては、「自分が誰かを笑顔にできた」という確かな経験。
それこそが、これから社会に出ていくうえでの大きな一歩なのだと感じます。
たいようでは、これからも季節の行事を通して、一人ひとりの「与える力」や「誰かを思う気持ち」を丁寧に育んでいきます。